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日本でも『BLUE RAIN』『ルードヴィヒ』『once upon a time in海雲台』と上演されている、チュ・ジョンファ ホ・スヒョンコンビの傑作『SMOKE』。
天才詩人といわれながら、27歳の若さで異国の地・東京で亡くなった韓国人詩人、李箱(イ・サン)の作品「烏瞰図 詩第15号」にインスパイアされ、2016年に誕生した韓国発のミュージカルです。
情熱的な作品を産み出しているチュ・ジョンファと、煽情的なメロディーが魅力的なホ・スヒョンの代表作です。
登場人物は、詩を書く男「超(チョ)」、海を描く者「海(ヘ)」、心を覗く者「紅(ホン)」の3人。“超”と“海”が女性“紅”を拉致するところから始まる物語は、話が進むほどに、扇情的なメロディとまるで謎解きをするような展開で、観客を陶酔の世界へ引き込んでいきます。サスペンスのように始まった物語は、中盤で衝撃の真実が明かされ、そしてラストでは生命力のきらめきが描かれる――。観客は冒頭とラストで物語のまったく違う顔を見ることになる、衝撃的かつ重厚な作品です。
日本では2018年に浅草九劇にて初演。客席を四方囲みした演出は、もともと九劇の持つ密室的な劇場空間とも相まって、舞台上と客席がまるで共犯関係になるかのような濃密な世界が展開し、中毒者が続出。口コミで評判が広がり、1か月近いセミロングラン公演は、後半になるに従いリピーターがどんどん増え、大盛況となりました。翌2019年は、劇場・キャストを替えた2バージョンで上演。6月には“NEW CAST ver.”として東京芸術劇場シアターウエストで、そして7・8月には2018年キャストを中心とした“ORIGINAL CAST ver.”として再び浅草九劇で上演。作品をまた違う角度から味わうことができ、さらに『SMOKE』ファン=“愛煙家”を増やしました。
さらに2021年には、with コロナ となり、「密」である作品を逆手にとり、新たな表現方法で作品をさらに昇華させました。
上演を重ねるたびに「愛煙家」と呼ばれる中毒者を増やしている熱狂のミュージカル。
2024年1月〜3月ロングランにて、ついに、オリジナルの作家であり演出家であるチュ・ジョンファを日本版の演出に迎え、日本での第二章が始まります。組み合わせによっても化学反応が全く異なる本公演。
ロングラン公演につき、全役オーディションも実施。劇場・公演日程詳細などは後日発表!


Audition
オーディション

全役オーディション実施!

まずは映像審査で1分半程度1曲、
「第一声から100度の沸点で自分の情熱を表現できると思う歌唱」を自身で選び、歌ってください。
※情熱的な表現とは、表現手段であって、ただ怒鳴っていたりすることはNG
あくまでもミュージカルでもあるので、矛盾もしますが、歌・メロディラインから大きく逸脱することのないようにお願いいたします。
※聞いて欲しい箇所を編集してまとめていただく(前奏などをカットしていただく)ので構いません。
映像とプロフィールにて第一次審査とし、審査を通過した方に第二次審査(2023年3月実施予定)の資料をお送りします。

詳しくはオーディション問い合わせ先にご連絡くださいませ。
オーデイションに関する問い合わせ先:audition@musical-smoke.com​

あらすじ



チュ・ジョンファ/ホ・スヒョンからのメッセージ

自身の中に眠る「沸点」の正体を探して ──── チュ・ジョンファ

Musical 『SMOKE』は詩人、李箱(イ・サン)の烏瞰圖(オガムド)第15号から始まりました。1937年、27歳という若さで世を去った韓国の詩人、イ・サンは本当に難解な詩のみ世に送り出しました。回復不可能な肺病を患い、回復不可能な世を生きぬいた詩人の言葉ではありましたが、私は彼の言葉に心を奪われました。そのようにして『SMOKE』は生まれました。

『SMOKE』には3名のキャラクターが登場します。純粋な子どものような海(ヘ)、常に詩を書き続ける超(チョ)、全ての秘密を知っている紅(ホン)。

この3名のキャラクターは、それぞれ異なるように見えますが、結局のところ同じ方向に向かっています。オーディションを受けてくださる日本の俳優の皆様にひとつヒントを差し上げるとするなら「 『SMOKE』は熱い作品である」ということです。タイトルからもわかるように既にSMOKE 、つまり水が沸騰しなければ始まることのできない作品です。熱い想いを抱いて演じてください。沸点を通り過ぎて初めて、私達は飛翔することができるのですから。皆様とご一緒できるSMOKEを想像して、既に私も熱く沸っております。共に沸点で出会い、限界まで飛翔していきましょう。期待に胸を膨らませつつ、皆様を応援しております。

作者本人と創作できる、学びの多い稽古場 ──── ホ・スヒョン

劇中では3人のキャラクターに振り分けられたイ・サンが互いを非難する一方で、力を与え合う。これは自問自答して自分を責めることもあれば勇気づけることもある、私たち人間の物語ではないでしょうか。これまで日本版『SMOKE』に出演してくださったキャストの中に「役者冥利に尽きる作品」「ライフワークにしたい」とおっしゃった方がいるそうですが、きっと作品の背景にある李箱(イ・サン)の抱える苦悩や葛藤に普遍性を感じてくださったからではないかな、と感じています。
イ・サンの辿り着いた境地を形にするには、3人の俳優と演出家が一体となって創作し完成度を高めていく必要があります。でないと、きっと私が作曲した最後のナンバー通称「翼」を腹落ちして歌うことは難しいでしょう。その点において『SMOKE』を執筆したジョンファ本人が今回初めて日本版を演出することは、キャスト・スタッフにとって心強い朗報だと思います。日本人同士で紐解けなかったセリフやシーンの意図を、作者のジョンファが明かすわけですから。役者さんたちにとって学びの多い、刺激的な稽古場になる予感がします。5度目の日本版を拝見することを、いまから楽しみにしています。